5.バンクーバー散策ドライブ | ||||||
バンクーバーで4時間ほどの時間待ちがある。旅行社の幕内さんに言われていたように、リコンファームの手続きをしようとエアー・カナダのカウンターに行くとカナディアン・エアーのカウンターに行くようにとのこと。たらい回しされたけれど、帰り便は、とりあえずリコンファーム成功。全く分からない英語を自分流に解釈すると「国内便に乗る前からリコンファームが出来ないこと。または、国内線にリコンファームなんて無い!?」となった。そこで、そのまま時刻通り搭乗時間が来れば、カウンターに行くこととする。
言葉少なく食事が出来る場所、マクドナルドに入って昼食を摂る。ドライブスルーなら会話が必要になるので駐車場に車を停め店内に入って注文をする。単語の羅列でとりあえず食事にありつける。それにしてもカナダのハンバーガーは大きいのにビックリする。一つ食べるのにフウフウもので、とてもフライドポテトなんか食べられなかった。 レンタカー屋さん、マクドナルドと少しずつ現地の言葉に接していくことによって耳を慣らして行かなくては、全くと言っていいほど英語の分からない僕には、この国の人とは接点が持てないのだ。最初は単語だけでもいい、僕にとっては。 バンクーバーを飛び立った飛行機は、厚い雲を突き抜けて一気に真っ青な空まで駆け上った。濃紺の空の下には純白に輝く雲が広がる。下から見上げる雲は“ねずみ色”のうっとうしい存在でしかないが高度10000メートルから見下ろすと、本当に美しい。 特に積乱雲を上から見ると立体的で、かつ、モクモクと雲の形が変わっているのが飛行機からも確認できる。クマやゾウ、ヒツジ、ウマに見えたりと飽きることなく見ていられる。でも、この下は、強風が吹き大雨が降っているかも知れない。物事、何でも立場が違えば全くの正反対に見える問だなぁとつくづく思った。 そんな美しく、楽しい雲を見続けていると、雲に切れ目が現れその間から下界が見えてくるようになった。山また山が続き、その頂や谷間が雪で真っ白なのだ。バンクーバーを出たとたん、こんな雪景色が続くと言うことは、ずーっと北へ向かうとどうなってしまうのだろう?と、本当に心配になってきた。 そうこうしているうちに、また一面の雲に覆われ、下界とはさよなら状態となる。エドモントンが近づいた頃から雲も切れ、また、下界が見えてきた。今度は一面の農場が広がっていた。飛行機から見ても菜の花の黄色い色が広がっていて春を感じさせる景色にほっとした。 |
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