アジア見聞録
韓国放浪の旅

見晴らしの良い所に立つと必ず十字架が見えている
右を見ても左を見ても十字架だらけ、そんな印象でした。


韓国は、目上の人を敬い礼儀の正しい儒教の国と聞いていたので、
もっともっとアジア的(日本のようなイメージ)な国を想像していたのに、
ソウルの街を歩くと目に入ってくる全てが近代的なイメージなのにびっくりさせられる。

そんな近代的な高層ビルの谷間に教会の十字架が幾つも見えるのにも驚かされた。
また、住宅地でも高台から見える建物のスカイラインには
必ずと言っていいくらい鋭く尖った教会の屋根と十字架が目える。
夜になると教会の屋根にネオンの十字架が輝き
「何なんだ!」と驚ろくほとたくさんの十字架が目に入ってくる。

日曜日の午前中、ソウルの街の至る所で賛美歌が聞こえ、教会の前を歩いていると、
入り口の人たちに、中に入るようにと声をかけられる。
好奇心いっぱいの僕は入ってみたい気持ちと
コミニケーションが出来ない不安との板挟みの中、入らない方を選んでしまった。

日本に帰った今、何でも見てやろうと思っていたのに
韓国の教会を経験しなかった事を後悔している。

そんなことを思って日本の街を歩いていると日本の町ににも教会がたくさんあり
韓国名の牧師さんの名前を銘記した案内板が目に入るようになった。
韓国がクリスチャンの国だというのを再認識させられた。

今まで教会から連想するのは西洋のイメージだったので
韓国での十字架との遭遇は、僕にとっては新たな発見であった。

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