今回は趣向を凝らして裏六甲、有馬口からの出発
六甲山
ランブラーズでは歴史の勉強もさせていただけるんだ!
  2005/10/9   

六甲開祖アーサー・グルーム氏の像の前で「はーい、チーズ!」
いよいよ六甲の山へ入ります
シュラインロード(神社の道)
ここからは神戸の町や瀬戸内が一望の下
町へ下り、温泉へ
飲み会で挨拶をするリーダーの田中勝君

 

国田裕子さん

10月2日日曜日、昨日までの雨が嘘のような快晴です。待ち合わせの地下鉄三宮駅にはいつもの面々が眠い目をこすりながら集まってきました。

 地下鉄を谷上で神戸電鉄に乗り換え有馬口へ、いざ出発!六甲と言えばランブラーズのメンバーのみならず、関西のハイカーにとってはおなじみの山なのですが、今回は趣向を凝らして裏六甲、有馬口からの出発ということできつい登りが少なく、緩やかな林道をおしゃべりを楽しみながら三々五々歩きました。

 今日は楽勝!と考えているといきなりの急な坂道ならず、階段道登場。やはりランブラーズに楽勝という言葉は似つかわしくないということですね。この急な階段道が“シュラインロード(神社道?)”と呼ばれるルートで、唐堰から行者堂までの参詣道です。三国33ヶ所を示すという苔の生えた祠が点在して、いきなり妖怪が飛び出してきても、あるいはランブラーズの一メンバーとして交じっていても、不思議ではない雰囲気がある登山道です。

 なぜ日本人には馴染みのないシュラインロードなどという名前がついたかというと、その昔、六甲を開山したと言われている貿易商のイギリス人、A.H.グルームさんが名付け親とのこと。ランブラーズの古参メンバーでリーダーでもある方に教えていただきました。さすがに神戸らしいお話、それにしてもランブラーズでは歴史の勉強もさせていただけると感心していると、六甲ホテルが見えてきて、いよいよ待ちに待った昼食場所である記念碑台に到着!眼下に広がる神戸の風景を楽しむのは後回しにして、早速美味しいランチをいただきました。

 今回は比較的ゆったりしたスケジュールを組んでいただいたおかげで、昼食後も快晴の元、遠くは淡路島や大阪の南港辺りまで見渡せる絶景を楽しんだり、シュラインロードの名付け親であるグルームさんの像をお参り(?)したりのんびりできました。その後の六甲駅を目指しての下りの途中も、すばらしい神戸港の景色を楽しみながら下ることができ、本当に楽しいハイキングとなりました。

 最後は有志で銭湯ならず温泉が楽しめる灘温泉へ。銭湯と同じ格安料金で源泉まで楽しめて最高の気分でした。また締めくくりは三宮でいつものように楽しい宴会。至れりつくせりの素晴らしい休日を過ごすことができました。

 いつも思うのですが、このように楽しい一日を過ごせるのは、ランブラーズを支えてくださるリーダーの皆さま方の骨身を惜しまない献身的とも言える努力があってのこと。今回のリーダーである田中さんも何ヶ月に渡って下見を繰り返してくださったとのことで、素晴らしいコースでした。本当にどうもありがとうございます。これからも数々の試練(?)に負けずにがんばってくださいね。よろしくおねがいします。


 今回は初参加の方が海外からの参加者も含めて数名いらっしゃいました。ランブラーズを月に一度の都会の喧騒からの逃れて自然と触れ合う場、また国際交流も兼ねての様々な方々との健康的な交流の場として楽しまれている方も多いと思います。初参加の皆さま、これからも無理のない範囲で(なんの制約も無く気軽に参加できるところがランブラーズの良い所。)一緒に楽しみましょう!

 次回は11月13日、いよいよ秋も深まり紅葉が楽しめる時期です。
奈良の明日香村を訪れるとのことで今からとっても楽しみです。
来月も皆さまにお目にかかれることを期待しつつ・・・ 国田裕子