みつけたぞ!都市(まち)の元気な雑花たち
 花との出会いは、ドラマチックなものだった。
 中央分離帯、建物と建物の間の芝生の中、歩道の脇、児童公園の周り・・・あるある、小さな花がいっぱいある。
 特に収穫の多いのは中央分離帯。花の種を自動車の風が広範囲にとばすのか、広い面積に同じ花が咲いている。
 接写レンズで覗く、わずか1センチ足らずの花が、園芸店に並んでいる、どの花よりも、美しく豪華で本当にきれいだった。
 いざ、ピントを合わせてシャッターを押そうとすると、突風が吹く。車が通るたびに“花野”に嵐が訪れる。
 空き缶、吸い殻、砂ぼこり、排気ガスの真っただ中に、こんな美しい大自然があったなんて、まさしく大スクープだ。
                         京谷 寛
昼間、こんな、ただのくさむらも夜になれば幻想的な“花野”になる。
別の中央分離帯には、マンテマの花が咲き乱れている。花ビラの一つ一つは本当にきれいなんです。 ニワゼキショウとシロツメグサ。視点を彼女らに会わせれば、さながらのお花畑!
黄色い花野 紫の花野
月見草が一杯だった草むらに、黄色く小さな花が植えられたかのように咲き誇っていました。 春の始まりにはこんな花が中央分離帯に。これも園芸種じゃなく雑草です。黄色いのはタンポポ。
上の花野の花 ニワゼキショウ 上の花野の花
コンフリー ウツボグサ トキワハゼ ヒメオドリコソウ
ハルジオン シロツメグサ タチイヌフグリ ヘラオオコバ
ネジバナ ヒメコバソウ ニガナ ヒメスイバ
タツナミソウ ノビル ヒルガオ ムラサキハナナ

この花たちは、道路の中央分離帯や手入れのされていない広場に咲いている物ばかりです。
なに気なく見ていると雑草なんですが、目を近づけるとこんなに美しい花ばっかりなんです。kan
表紙に戻る   掲示板へ