タエコ・メッツラー
ポカリの新アメリカ日記(3)
アメリカで家を買うって。。。(1)
あーあ、貧乏人の子だくさんとは本当だなあ、とつくづく思う今日このごろだ!
また、兄弟ができるんだって!
そりゃ大きなお家がいるよね!
 去年(2005年)から私達はここアメリカのオースティンで家を買うことを考え始めた。ここ10年ほどアメリカでは家の値段が急激に上がっていて、バブルではないかといわれているので、いま家を買いたくなかったのだけど、結婚してから8年たって引っ越しした数はなんと9回。1年に1回以上引っ越ししていることになる。できた子供は3.5人(ただいま妊娠中)(2年ごとに増えている)だからもう定住したいと思ったのだ。

 そこで冬休みに家を探し始めることにした。アメリカではインターネットのサイトで売りにでている家を見て、リアルター(不動産仲買業者)にどの家を見たいか伝えてから連れて行ってもらうことになる。もちろんサイトを見ないでリアルターにまかせて連れていってもらってもいいけれど、サイトでは家の内外の写真も見れるし、地図もみれる。それに家の大きさ、庭の大きさなどもリストされているので、私達はまず自分達でどの家をみにいきたいか決めてから、リアルターに連れて行ってもらうことにした。

 日本ではいろんな不動産業者に頼んで、家をみせてもらったりした記憶があるけれど、アメリカでは複数のリアルターに頼んだりしてはいけないそうだ。そこで私達は以前から知り合いだったトムというリアルターにたのんで、いろいろな家をみせてもらった。多い日は1日6件くらい見にいった。でも子供3人連れなので、車から乗り降りするだけで疲れる。その上家を買うのだから、高額出費の事を考えると、精神的にもくたくただ。

 アメリカの家の値段は同じ様な家で道を挟んで建っていても、学区が違うと全然(1千万とか)違ってくる。いい公立の学校(小、中、高校)があるところはとても高いし、逆に学校のレベルが低いと安いという訳だ。うちは子供が3人もいるし、まだ増える予定なので、やはり学区のいいところに住みたい。だから割高の家を買わないとしかたがないのだ。学区のいい地域は家の価値が下がりにくいと思われていて、子供がなくてもその地域の家を買っておいた方がいい、と考える人がいるらしい。そのため相場がもっと上がるのだから、はらがたつ。あーあ、貧乏人の子だくさんとは本当だなあ、とつくづく思う今日このごろだ。(つづく)

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