今年最後のハイキングは、
京都・嵯峨野路を歩いてきました。
京都の山にはどこか懐かしさを感じさせるものがある・・・
  2004/12/12   

沢の池で記念撮影。なかなかいい雰囲気でしょ!
嵐山を経過して嵯峨野に入る。
トンネルを抜けて清滝へ、車に気を付けてね!
清滝の清流を渡る。
例年なら雪が見えることもあるのにね。
清滝川の景観。
いつものパーティ、京都三条にて。スコール!

 

田中 勝さん

 今年最後のランブラーズ定例ハイキング、京都・嵯峨野路を歩いてきました。嵯峨野といえば嵐山の紅葉と桂川のせせらぎ、京都の観光スポットとして名高いところです。それはそれでいいけれど、観光の人の群れ・・・季節的に紅葉狩り客でごった返す中を歩かなあかんのとちゃうかなー・・・ちょっと鬱陶しいなと、前日まで参加するかしないか決めかねてました。ま、明日朝起きられたら参加しようと。こういう気楽な気持ちで参加できるのがランブラーズのいいところ。

 気楽さが過ぎてか、朝ちょっと寝坊。集合場所の阪急嵐山駅に着いたのは集合時間の20分過ぎ!もうみなさん出発した後です。仕方がないので地図を片手に追跡です。予想通り観光客でいっぱいの渡月橋近辺を抜け、東海自然歩道と名付けられているルートに沿って歩きます。この辺り、道がちょっとわかりにくいところもありますが、ところどころ「東海自然歩道」と書かれた道標があります。

 お寺や土産物屋が並ぶ中を歩いていると、ああやっと見えてきました、ぞろぞろと歩く30人ほどのハイカーの姿。ランブラーズのメンバーです。
ここで無事合流。(注:実際この日の参加者はこの倍以上はいたらしい)。

 化野念仏寺を過ぎた辺りで清滝トンネルをくぐります。暗く長いトンネルを抜けると、清滝はもうすぐ目の前。ここまで来ると、渡月橋辺りの喧騒とは打って変わった静けさです。空気も澄んだ感じ、これなら早起きして来た甲斐があったというもの。右手は清滝川のきれいな流れ、左手は色づいた愛宕山に目をやりつつ、川の上流に向かって歩いていきます。

 やがて左手に高雄山の登り口が見えてきますが、今回はここは通り過ぎ、少し上流側にある槙ノ尾というところから東側に登っていきます。沢ノ池という山中の池が次の目的地。この登りのコース、少し高さを稼いで見晴らしのよいところまで出てくると、ばっと目の前に京都の街の遠望が広がります。この景色はいい。山から見下ろす京都の街というのもまた風情があるのです。

 沢ノ池をバックに恒例の記念撮影。この後は、少し北の上ノ水峠から一の坂の下り道に入っていき、高峰へ。下りの途中から雨粒がぽつぽつ落ちてき始め、舗装路に出た頃には本降りになりました。雨の中を歩くのも時にはいいものです。
でもいくら今年の冬が冬らしくないとはいえ、12月の雨に打たれるのはちょっとツラい。僕はこれがもとで風邪をひいてしまいました。他のみなさんは大丈夫だったでしょうか?ちょっと最後は天気に恵まれませんでしたが、バス停に出たところで無事終了、解散。

 今回のハイキングを終えてみて思うのは、京都の山にはどこか懐かしさを感じさせるものがあるということ。僕が普段歩いている六甲ではあまり感じられない何かがあります。また近いうち、機会を作って歩きたいなと思いました。

 京都以外にも、良いハイキングコースはたくさんあります。このランブラーズを通して、みなさんそれぞれハイキングの楽しさを見つけていってください。
それでは次回またお会いしましょう。


                                        田中 勝