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都会のすぐ側にこんなすてきな雰囲気の
山小屋がるんです。高座谷・大谷茶屋 |
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ロックガーデン、後ろを振り返れば
大阪湾が一望できました |
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風吹岩にて、久しぶりの”りひと”を囲んで記念写真。 |
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一番楽しい !? お弁当タイム。 |
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有馬への楽しい下りが続きます。 |
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三宮にて、再会を祝して”カンパイ”!
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自然を愛し、そしてハイキングをこよなく愛するRAMBLERS同志の皆様、皆様はきっと夫々にお気に入りの、ここなら任しときお得意ハイキングコースをお持ちだと思います。年明け恒例、芦屋川ー六甲山ー有馬は正にわたくしにとってそんなコースです。
お気に入りの理由は、何と言ってもコースが変化に富んでいること、そして見晴らしの良い展望ありいの、温泉ありいのの盛り沢山の内容。
芦屋川の川沿いを溯り、超高級街の家々を鑑賞しながら、大谷茶屋まで45分。ここで運が良ければ”猪鍋あり”の看板の前でごみを漁る猪さんに遭遇。
茶屋の前の滝を愛でた後は今回の醍醐味の1つロックガーデンのごつごつした岩を、時折鎖にしがみつつ登り切る。ちょっと隔てた岩場では、本格的ロッククライミングに挑む山男、山女を観れるかも。登りきった後には、お天気が良ければ遠く四国も見渡せる風吹岩でしばし休憩。途中美味しい山水で水分補給した後、ゴルフコースを右手に一気に雨ヶ峠へ。
雨ヶ峠で昼食を済ませ、一部湿地帯のような場所を軽快におしゃべりしながら歩いた後は、登って下ってまた登って、最後の難関、六甲山頂に至る七曲に突入。ひたすら登る、登る、登る。
やっとこさ近づいてきた頂上付近。ここで展望の良い山頂に着くと思えば大間違い。遠くからかすかに聞こえて来るのは。。びゅんびゅん飛ばす車の音。辿り着くのは六甲横断道路でこれまでの苦労はなんだったの?ってちょと裏切られた思いをするのも六甲ならではですよね。苦労は必ずしも報われるものではない。 人生の教訓。勉強になります。
頂上付近の一軒茶屋では、冬は甘酒、夏はカキ氷が購入可(宣伝)。一軒茶屋で最後の休憩を終えた後は、今度はひたすら日本の三大名湯のひとつ有馬温泉を目指して下る。もう登りがない分、ハイカーの雰囲気も和らぎ会話が更に弾む。。。超高速ハイキング一気芦屋川から有馬まで、の皆様お馴染みコースのご紹介でした。 そうそう、有馬では名産産炭酸せんべい各種試食もお忘れなく。
さて、六甲山の近く西宮に生まれ育った私にとって、六甲山は子供の頃から思い出のいっぱいつまったところ。小学校の頃は学校から何度も遠足で行かされた。
社会人になってからの数年間は、夏山登山に向けてひたすら体力つくりに会社の仲間と歩いた。一緒に登った仲間の女性が途中体調を崩し、何度も休憩した場所は今でも通る度懐かしさがこみ上げてくる。その彼女も今ではその時かいがいしく介抱した同僚と結婚し3児の母。過ぎ行く時を感じます。
初めて初心者向け海外トレッキングを試みた時も、六甲山の七曲を登れる体力があれば、行けますよ、と言われ週末、ひたすら一人でもくもくと歩いた。
これまで一緒に登った人達の中には、片腕だけで、或いは松葉杖をつきながらの不自由な体でロックガーデンを登りきり、有馬まで歩き通した人がいた。 恋人と参加したある女性は途中体調を崩し、彼氏に助けを求めたが、冷たくあしらわれ、有馬に着く頃には険悪なムード漂う場面もあったけ。
芦屋川から有馬まで、登りあり、下りあり、また登りありの5時間弱の間には夫々のハイカーの中に、大なり小なり何らかのハプニングや出会いのドラマが生まれることでしょう。
しかしどんなにきつい登りがあっても、体調に不安があっても、途中あきらめることなく最後まで皆歩き通すのは、やはり六甲山の頂上を制したいと気持ちと、有馬温泉の湯煙の魅力に惹かれての事に違いありません。
さてさて、今回のハプニングと言えば、雨ガ峠を下ったところで、こっちからも七曲に行けるかな、って一人、分岐点を左に登って行ったトーマス君。あれから散々道に迷った挙句有馬に一人辿りついたと後で伺いました。わたくし、おかげで今後絶対あの分岐点を左に曲がる事はないでしょう。教訓、単独行動は控えましょう。
最後になりましたが、RAMBLERS リーダの福西様、副リーダの伊東様、温泉・宴会部長の島様、そしていつも暖かくわたくしを迎えて下さる同志の皆様。いつも有難うございますの感謝と共に、今年も宜しくお願い致します。
田中 忍
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