青春18キップ各駅列車夢の旅
2004・8/23決行

早朝、私たちは大阪駅に集まりました 私たち、これだけのグループです。よろしくね!
7時、まだ大阪駅も閑散としています。 大変な旅になると思うけれど、がんばろうね!
がんばろう!がんばろう! 今日の旅、楽しみよね!
すごく楽しみにしてるみたいよ!
道場駅通過時でまだ8時。快調快調。 ハードな旅に備えて腹ごしらえしなくちゃ!
そうよね、私もね! 私は“美白よ!”それからお食事よ
食事より大事なんだって! 私たちにはまねの出来ないことよね
車内も楽しいけれど、車窓の景色もステキ! 私たちのグループ、カメラマンがいっぱいいるんですよ。
モデルになったげるから撮ってみて! のんきね、これからの予定を頭に入れとかなくちゃ!
私たちお忍びなの、撮影やめて! 冗談よ、可愛く撮ってね!
新しいカメラで撮ったげる。こっち向いて! 新しいカメラはマニュアルをよく読むのよ
みんな、この旅、楽しんでるのね おもしろい物があったら、さっとシャッター切るのよ!
ほらほら、こんなサービス見っけ!パシャ! もう福知山。だいぶ来たわね。
ここから運転手さん、女性に変わったわ。格好いい! おばちゃん、前、見んのん楽しいで
待って、まって、写真に撮るから あっ、いつの間にか単線になってる。
おばちゃんら、この電車選んでのったん? 女の運転手さん、まだ少ないねんで!
あっ、特急丹後エキスプローラーや! おばちゃんら、おもしろいなぁ!各停に乗ったりして
でもなぁ、電車は各停が楽しいねんで! お兄ちゃん、このカメラおもしろいで、すぐ見れるねんで
あっ、もう石生や!僕らここで下りるわ おばちゃんら、楽しい旅しといでなぁ! アリガトウ!
この兄弟たちとのふれあい、各駅停車ならではの旅ですね、これだけでも感動!
あの子たち、列車のことよく知ってたわね 今の思い出、リュックに入れとこ。 だって!
あっ、単線のすれ違いよ。いつも向こうが優先ね! 名所案内、何処も駅から遠いのね。
玄武洞って、こんな所にあったのか? 第一の試練、睡魔が襲ってきたみたいです。
一人、二人・・・睡魔に襲われています。 いよいよ、ハードな旅、仮面を脱いできたみたいです。
ここまで来ると、日本海側の文化圏なんよね。 お客さんがみんな下りるまで見守ってくれています。
それにしても格好いいですね。 さぁ、第二の関門“食料調達”に向かわなくちゃ
フフフ、私はゲットしたわよ! ここでゲットできなかった人は香住でガンバってね
ここからは新しい電車、新しい運転手さん こうして、みんなが私たちの旅を支えてくれているのね。
記録班は忙しいのよ、撮らなくちゃ! この電車、前から見るとこんな顔
後ろに回ればこんな顔、おもしろくない? もっと驚くのはバスみたいにワンマンカーなの。
どんな場合でも私たちが線路を譲る旅です。 こんなプレート、バスに乗った時に見るでしょ!
あなた達、ちゃんと乗れる?ワンマンカーよ! 電車のワンマンカーなんか乗ったこと無いのよね
いいなぁ〜ローカルな気分、最高潮やんか! 日本海側の大河“まるやま川”ずいぶん来たわね
あなた達コーラス隊?探検隊よね 道子さんにとって、思い出いっぱいの地なのよ、ここは
それはさておき、電車内に大きなミラー それは、ワンマンカーのためのもの、というのが判明
順調に香住に到着! さあ、私たちも食糧確保しなくちゃ!
改札口の上に、なっ、なにやら見たことのある物が・・・ カニの作り物といえば、大阪が本場じゃないの?
町のあちこちにカニが・・・ポストの上にまで、大阪文化が侵略されてしまう・・・
なにはさておき、本格的な腹ごしらえしなくっちゃ 今日のメインディッシュは“カニずし”920円なり
さすがカニの本場、いっぱい入っているよ ごちゃごちゃ言ってないで
食べなくちゃ!食べなくちゃ!
あなたの、カニが多いみたいよ! みんな一緒なのよ・・・
私のん、カニが多いんだって! やだ〜!そんなことに喜んでどうするのよ。
手作りなんだもの、
ちょっとくらいの多い少ないはあるわよね
安子さん、少なかったら私のん取ってもいいわよ。
さぁ、第一のチェックポイント、大乗寺到着 久しぶりに歩くみたいな感じね。
よいしょ、ハーハーゼーゼー がんばって!ステキな物が見えるわよ
門の柱にこんな彫刻が・・・すごい! 私の夫、木工が好きなのよね、見せてあげたいわ!
丸山応挙さんって画家なんでしょ、武士みたいね 残念ながら、撮影班の仕事できないのよね
このお寺って、応挙をサポートしたらしいのね。だから、応挙の作品がいっぱいあるんだって。
この苔見るだけで、歴史を感じてしまうわ! ステキな作品にいっぱい出会えてよかったわね
ここからの景色、なかなかの物よね はーい、写真撮るわよ。私も記録班なのよ
みなさんも楽しんだ? わたし感激よ! なかなか、今回の旅、いい旅じゃない!
ここ、よかったと思う人、ひと言どうぞ!  一言じゃ無理よ、すっごくよかったもん!
うわぁ〜、鐘の下に入ったよ! お寺の鐘で遊んだら危ないんだって!グスン
それにしても、この後ろ姿可愛いんだから これって、切り株から木が生えてきてるんでしょうね
さぁ、次なる旅に向かわねば! その前に到達の証の写真を撮っておかねばね
ここは何?民芸お菓子の店みたいよ 14:30順調に計画が推移しています。
この辺で待ってたらいいんじゃない? 来た来た、これは料金がいるのよね
後ろ乗り、前下り。これはほぼ日本共通ね 出発進行!さあ、またJRの旅が始まるのよ!
わーい、私たちの貸し切りよ! なんか観光バスに乗っているみたいね
全員揃ってる? 後ろもいます! わたし、美白しようかな?
小銭を用意して、さっと降りなくちゃね わたし一番に降りるから続いて降りてきてね!
無事、香住へ帰還。次は餘部への旅ね エネルギー補給しておかなくちゃ。そうそう!
新鮮な魚が一杯の店に行くだが、一緒にどうや 連れてってくれるんですか?新しい出会い見っけ!
これがお店? これも旅の楽しみの一つなんよね。入ろう入ろう!
どう、新鮮で美味しそうでしょ! 買いたいけど、私たちの旅、まだまだこれからなのよね
あなた、料理のプロなんでしょ、どうこの魚? 新鮮なんだけど、生もの持って帰れないものね。
うふふ、私は買ったのよ!でも、加工品よ! 香住での楽しいおまけが付きました。
この列車が私たちを餘部へ連れてってくれるの さぁ、写真撮るから集まって!
はいポーズ! 次は道子さん入ってください
大きなカニのツメ、みんなで写真撮ろう! 見て見て!
恵子さん、大きなかぶり物に入ってるみたい!
直美さん、それ食べれないのよ! 餘部アタック隊、ここで事前の記念撮影しておこう!
これ食べれたらいいのにね? そんなアホな! 楽しい思い出いっぱいありがとう。
この雰囲気、佳境に入ってきた感じしない。 景色もそれらしくなってきたみたいよ。
みんなの要望が高かった鎧(よろい)駅下車、
今回は時間の関係で出来なかった
駅前に並ぶアパートみたいな建物群、
聞くところによると、JR関係の宿舎とのこと・・・
もう、景色は海ばかりになってきた。 このトンネルを抜けると餘部鉄橋なの!ドキドキ!
遂に余部鉄橋にさしかかりました! まさに地上41メートルをそれも、明治時代に作られた
きゃしゃな鉄橋を走っているんです。カンゲキ!
とうとう着いたのよ! やったわね! 橋のたもとが駅なのね、すごい!
何かワクワクしない、今回の旅の最遠地点に到達したのよ、今まさに・・・
それにしても何にもない所ね この何にもないのがいいのよね!
いろんな角度から橋を探検しましょうよ うわぁ〜!この迫力、スゴイ!
日本で、ここほど橋が絵になる所って無いわよね! 見飽きないわ!
この橋の歴史、いつまでも残したいなぁ! ここで一杯写真を残さなくちゃ、最高の記念よ。
しかも、青春18キップで来たというのが最高の値打ちなのよね! 
あれれ、恵子さん、何処にタイムスリップしてしまったの? 恵子さんのいるところにはアジサイがちょうど見頃でした
ごめんごめん、わたし何処に行ってたのかしら・・・ あっ、また列車が来た、いくら見てても見飽きないわ!
あなた達、橋を下からも見てごらんいらっしゃい うわぁ〜、上からとは全然違う雰囲気になってきたわ!
昔、あそこに列車が落ちたのよ その時の慰霊碑ね
橋の真下に来てみたら、何かきゃしゃな感じが・・・ こんな所を列車が走るんだから、すごい所ね。
海からの景色もすごくステキね! わたし、あまりのすごさに身震いしてきた!
記録・記録!この思い出を私の中に残すために! 良かったね、今回の旅にカメラを持ってきて
それにしても、すごい景色だわ! 地元の人って、この橋をどう見てるのかしら?
あまりに日常過ぎて、感じることがないのかも知れないね。
これって、私たちが日常見ている高架鉄道なんかとは全然、全く違うもんよね。 スゴイ!
青春18キップバンサイ!こんな所にまでこれるんだから・・・ JRさんありがとう!
この看板、このバス停、何から何まで“絵”になるんだから・・・。
これは愛嬌!でも、良くできてるわね 車でも来られるんだけれど、
やっぱりここへは電車で来なくちゃね
この人、関東からこの橋を見に来たんだって この橋、この列車、哀愁感じるなぁ!
もうすぐ、この鉄橋とお別れ、もう一度記念撮影しようよ 後ろの女性も愛知から、今日は民宿で泊まるんだって
この雰囲気、涙が出るほど哀愁を感じる! 青春18キップファンってすごく多いのにびっくり
別動隊はひとあし先に香住駅に 私、介護のプロなのよ!いかが?
最高の気分! 甘えるんじゃないの! 若い人が介護だなんてね、
こんな冒険的旅をしていたらそんな必要ないわよ!
私たち、こんなの買いました。 私はこれ! 今、食べられないじゃないのよ! そうね
今日の旅、楽しかったねぇ! ここからは、初めて快速に乗るのよ。
もう一息ってところまで戻ってきたわね
濡れた身体にクーラーは厳しいわね!  わたしは食べてカロリー補給するの!
華代子さんも食べたら! いいわよ
食べた方がお肌にいいのよ! 真夏なのにクーラーが寒いなんて、
すごい天気だったのね、今回の旅
ほら、いい写真いっぱい撮れたわ どれとどれ、写真日記に使えるかな?
大阪が近づくと嬉しいような寂しいような・・・ 嬉しいような、嬉しいような・・・ (一名放心状態)
あんた、よく食べるわね! また言ってる 寒いから、カロリー補給なの!
もうすぐ大阪駅ね、私、ちょっと寂しくなってきた 楽しい思い出、この中に一杯入れてきたつもりなんよ
あの人、可愛いなぁ! 駅まで迎えに来てもらおっと
写真日記、楽しみにしてるわね! 華代子さんもいっぱい撮ったんだって
私だっていっぱい撮ったわよ!楽しみにしてね! 勿論よ、ご苦労様!
手袋の中に今日の華代子さんの
思い出一杯詰まってるわよ。ちょっと分けてくれる?
冗談、冗談よ!佳代子さんの思い出取らないから・・・
何してんのかね、この二人?!
ワイワイ言ってる間に大阪駅に着いてしまいました。早く着けばいいのにと思う気持ちと、
もう着いてしまったんや!と思う気持ちが交錯しています。
ここから一人になるけれど気をつけて帰ってね 最終の駅に着いた時にはこんな時間になっていました。

史上最悪の旅からの帰還

一年で一番暑いこの時期に、往復で94もの駅に停車するという
各駅停車(復路の一部、快速)の旅に行って来ました。
停まる駅も最近の旅では考えられない数の過酷な旅でした。

また、当日は激しい雨も降り、
停車駅だけでも過酷だと思っていた旅に
豪雨という追い打ちもありました。
旅を終えるまでは、
なんでこんな日に限ってこんな天気なの?と、
運命を恨んだりもしました。

しかし、応挙の寺(大乗寺)では
本物のふすま絵の素晴らしさに触れられました。
もう来月からは本物は宝物庫に入れられ、
レプリカの展示になるとのこと。

最終目的の余部(あまるべ)鉄橋は雨にかすみ、
天気のいいときに見るよりも
荘厳な姿を見せてくれてるように思いました。
たぶんそれは、
三年先にコンクリートの新橋に架け替えられるから、
そのように見えたのでしょうね。

旅は過酷だったのですが、帰ってきた今となれば
なんと楽しく素敵な旅をしてきたのでしょう!
と身震いするほどの思いです。

応挙のふすま絵といい、余部鉄橋といい、
我々の目の前からは消えてしまうのです。
それらが消えてしまう直前に、
わたしたち自身が目撃できたのです。

もう二度と撮れなくなる、たくさんの写真も残しました。
わたしたちは、歴史を目撃し記録出来たのです。

史上最悪の旅だと思ったのは、
じつは史上最高の旅だったのです。
10人がいっしょに歴史を目撃できたなんて
すごく素敵なことですね。

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