8. 弓削の竹林を総合学習の教材に

 来年から学校現場に総合学習の時間というのが設けられます。自分たちでテーマを決め、それを実践しながら学んでいくという時間です。
先生達にお願いしたいのは、地元の竹問題を生徒たちの総合学習のテーマとして取り組むように生徒達に提案していただきたいのです。

たとえば、先程述べた国際援助物資として取り組むもよし、竹を一つの商品原料として、どのような物が商品となりうるのか、そして竹の仕入れ、加工、商品化、輸送、営業、販売等々をどうすればいいのかを学ぶのもいいかと思います。

また、国際援助物資として扱うのなら、地球の環境問題、政治問題、南北問題等々、学ぶべき事がいっぱい発生してきます。また、それらの地域の人たちとの国際交流も生まれます。
それらのすべてが、パソコン、インターネットという物を利用することで学校の学習内容としても生きた教材になることでしょう。  

9. 弓削島に竹を使ったイベントを。

 今年の夏の"しまなみ大学"で、弓削は"塩の荘園"という話を聞き、この島が瀬戸内海の塩流通の拠点だということを知りました。たくさんの塩船があり、瀬戸内海を往来していたという話に興味をそそられました。
 また、その時、体育館で中学生たちが塩を作って皆さんに配っておられるのも見て、一般の社会人と中学生達が交わるのが、とても羨ましく見えました。

 この弓削の歴史を後世に語り継ぐためにも瀬戸内海の美しい水で塩を作り、弓削島にたくさんある竹で塩船を作って、その塩を運ぶイベントなどを創っては如何でしょうか。
イベントの資材として、学校教育の教育資材として弓削島の竹を見つめてみませんか。

 眉間にしわを寄せて竹問題に取り組むのではなく、みんなで楽しみながら弓削の
自然、環境に興味関心を持ち、問題を解決していくというのは如何でしょうか?

 弓削の自然が頭の中でいっぱいになるほど、今の僕にとって、弓削は第二の故郷になっています。
みなさん、一緒に楽しみながらやってみませんか?

中学生のみなさん、一緒に弓削の竹問題に取り組みましょう!
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2001/11/28付け
伊予新聞・東予版
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